「ちょっとずつ」とか言わなくていい! 『小さな会社でぼくは育つ』を読んで考えたこと

小さな会社でぼくは育つ

プロブロガーの染谷さんが運営されているオンラインサロン、ギガ盛りブログ飯を通じて、株式会社インプレスさんから献本をいただいたので、ここで紹介したいと思います。

いただいたのは『小さな会社でぼくは育つ しごとのわ』という本。

ストーリー仕立てにはなっていますが、中身はビジネス書です。

中小企業と大企業の対比から始まって、中小企業で仕事をしていくうえで大切なことは何なのか、あらゆる角度からまとめられています。

組織で働いたことがあれば、読んでいくなかで「これあるあるだ!」みたいに思うことも多いはずです。

「猫の手も借りたいときに、猫の餌をやってられるか」といったクスッと笑える部分もありながらも、全体的に穏やかに話が進んでいき、すーっと頭の中に入っていくとても読みやすい本でした。

著者の方の専門が「経営組織論」とのことで、研究事例もいろんな所でわかりやすく説明されています。

「あるあるだなー」と思い読み進めていっても、「なるほど…」と思う点ももちろんあったので、今回はその点をご紹介したいと思います。

一気にレベルアップしてやる!が大切

p67からはじまる”仕事のスピードアップって、どうやったらいいんだ!”という章から4箇所ほど引用します。

優先課題に定めた内容については、「そのうちできるだろう」とのんびり構えず、一気に覚えたり身につけたりしようと努めることです。

友人に、料理もデザインもファッションも音楽もスポーツも、文字通り何でもできる街のスーパースターみたいな男性がいます。十数年前、どうしてそれほど何でもできるのかを尋ねたことがあります。そのときに彼が教えてくれた秘訣は、何事についても、「興味を持って一度始めたら、最初の数週間で一気にある水準まで到達すること」でした。

興味・関心の熱が高く、やる気のあるうちに行動を集中させること。そうすれば、自分や周囲の想定を超えて、”ちょっとできる”という水準にたどり着けるものだと彼は言います。

さらに、ある程度の水準に達すると、急に視界が広がり、関心の対象と他の事柄とのつながりも見え、習得のスピードがぐぐっとアップするという話もしていました。

この話はとても興味深かったです。

「短期間でやること、ハマることの大切さ」は堀江貴文さんもいろんなところでおっしゃっていますが、それとも通ずる話だなと感じました。

ちょっとずつやります!みたいな言葉って意味ない

「一気にやる」の反対言葉は「ちょとずつやる」ですよね。

なんか便利で、「ちょっとずつやっていきます!」みたいな言葉って使いがちです。

けど、そもそも「ちょっとずつやっていきます」とか「ちょっとずつ頑張ります」みたいな言葉って全く意味のない言葉だなって思いました。

イチロー選手が「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」というように、どんなスーパーマンみたいな人であっても、ちょっとずつでしかやっていないわけなので、わざわざ「ちょっとずつやります」みたいな自分に少し甘い感じの宣言っていらないなって。

すごい人ほど「小さなことの積み重ねで今がある」と言います。

もちろん本当に「小さなことの積み重ねで今がある」のだとは思うんですけど、その小さなことを猛烈なスピードでされいるんだろうなと思います。

「ちょっとずつやっていきます!」と宣言する人とは全然ちがうということです。

こういったスピード感をなんとかしてもっと身につけて行きたいな・・・とこの本を読んで感じました。

仕事をする上で大切なことが網羅されている

ぼくが特に印象に残ったのが上の「一気にレベルアップすることの大切さ」ですが、他にも「当たり前のこと当たり前にすること」や「自分が急にいなくなっても、大丈夫なように準備しておくこと」など社会人として仕事をする上で大切なことが網羅されています。

学生さんや新入社員の方が読むと、今後仕事をする上で、とても参考になるはず。

年次を重ねるにあたって、やるべきことが変わるという話も含まれているので、今後のキャリアを考えるにあたっても参考になると思いますよ。