キャリアコンサルタント試験に独学で合格する方法は?オススメの参考書も紹介します。

キャリアコンサルタント独学

キャリアコンサルタントの資格に興味を持ったとき、独学で資格をとりたいと思うこともあるのではないでしょうか。

「スクールに通うには時間もお金もかかるし…」という思いもあるかもしれませんね。

私自身はLECのキャリアコンサルタント養成講座に通い試験に合格したので、独学ではありませんでしたが…

合格してからも、キャリアコンサルティングに関する本をたくさん読んでいることもあり、「独学で勉強するとしたらどのような方法があるか」ここで紹介したいと思います。

まずは受験資格を確認しよう

キャリアコンサルタントの試験を受ける前にまず確認したいのが受験資格です。

厚生労働省の公式サイトにこのような説明があります。

キャリアコンサルタント試験は、次のいずれかの要件を満たした方が受験できます。

  • 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
  • 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者
  • 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
  • 上記の項目と同等以上の能力を有する者

受験資格がない場合は、受験資格を得るために「キャリアコンサルタント養成講座」に通う必要が出てくるので、独学の選択肢がなくなってしまいます。

(養成講座に通う方がほとんどで、独学で受験する人は少ないのが現状です。)

3番目に書かれている「技能検定キャリアコンサルティング」とは「国家資格キャリアコンサルタント」の上位に位置づけられている資格で、2級と1級に分けられます。

上位資格という位置づけということもあり、難易度や受験資格は厳しめ。

これからキャリアコンサルタントを目指すのであれば、技能検定ではなく「国家資格キャリアコンサルタント」を受けるのが一般的です。

【本音で比較】キャリアコンサルタント養成講座はどのスクールがおすすめ?(LEC、ヒューマンアカデミー、日本マンパワーなどを紹介)

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国家資格キャリアコンサルタント試験の内容をおさらい

独学で勉強したいのであれば、まずは試験内容を把握しておきましょう。

厚生労働省の公式サイトではこのように説明されています。

・職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
・キャリアコンサルティングの理論に関する科目
・キャリアコンサルティングの実務に関する科目
・キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
・キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目

このような試験内容を実際の試験では次のような形式で実施されます。

  • 学科試験(四肢択一のマークシート方式)
  • 実技試験(論述試験、ロールプレイ、口頭試問)
実技試験の内訳
論述試験:実際の面談場面を想定して答える記述試験
ロールプレイ:15分間、実際のキャリアコンサルタント場面を想定して面談を実施する
口頭試問:ロールプレイの内容や受験者自身の今後について、試験官から質問される

ちなみに試験の実施団体が2つあるため、実技試験は団体によって少し試験内容が異なります。

論述試験は問題が公式サイトにあがっているので、そちらを確認してみるといいでしょう。

⇒公式サイトはこちら:キャリアコンサルティング協議会日本キャリア開発協会

(ロールプレイや口頭試問においても私が受けた2016年のときはほんの少し2つの団体でやり方がちがったようです。)

では、これらの試験を独学で勉強するにはどうすればいいでしょうか。順番に説明していきます。

学科試験では過去問と書籍でクリアできる

四肢択一の学科試験に関しては過去問を繰り返すことと参考書籍を読み込むことで十分対策できます。

過去問は「こういう知識を知ってほしい」という出題者のメッセージと考えることもできるので、これからも繰り返し出題されるはず。

人名、法律、アセスメントツールなど、登場してくる頻度をこちらでまとめているのでよければ参考にしてみてください。

キャリアコンサルタント試験の過去問を徹底分析!押さえておきたい人名と法律は?【2018年10月更新】

2018.07.05

知識を定着させるためには書籍を繰り返し読むのがいいでしょう。

重要度の高いところを自分でまとめてみるのもいいと思います。

有名な本はこの『キャリアコンサルティング 理論と実際』。

キャリアコンサルタントにとってバイブル的な本で、キャリアコンサルタント試験では実際にこの本から正解の選択肢が出題されているという情報もあります。

ただし、少し内容が難しいので、以下の本も合わせて読むといいでしょう。理論が幅広く紹介されていて、とても読みやすい本です。

論述試験はこわくない

論述試験は「難しそう」というイメージを持たれがちですが、あまり身構える必要はありません。

論述試験はあくまで実技試験の1つなので、文章力は最低限で大丈夫。

実際の面談の場面でどのようなことに気をつけ、どのような態度や言葉選びがいいのか、基本的な理論をもとに説明しましょう。

私は文章量を多めにすることを心がけ、無事クリアすることができました。

ロールプレイは独学では難しい

独学で一番難しいのがこのロールプレイです。

ロールプレイとは実際の面談を想定して、クライアント役を相手に試験官の前でキャリアコンサルティングを実施するというもの。

日頃からキャリアコンサルティングに近いものをやっているのであれば、大丈夫かもしれませんが、そうでないのであれば1日〜2日で終わるLECの単科講座を受けるのもいいでしょう。

仲間ができると、休みの日に集まって自主練習をすることもできます。

ちなみに、実技試験の参考書としてはこの2冊がオススメです。

『マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ』はボリュームが多いので、面談のやりとり(逐語録)が掲載されているページと面談場面のDVDを確認しておくだけでもいいでしょう。それだけでも多くの気づきを得られます。

『キャリアコンサルタントのためのカウンセリング入門』はメンタル面の理解が深まりますし、読みやすくおもしろいですよ。

ロールプレイのポイントはこちらで記事にしています。

キャリアコンサルタント試験直前対策まとめ【面接で大切にしたいことは?】

2016.11.24

実技試験(口頭試問)は対策しやすい

きかれる内容がほぼ決まっているので、口頭試問は独学でも対策しやすいと思います。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください。

【2018年版】キャリアコンサルタント試験 口頭試問の答え方まとめ(実技試験)

2016.12.02

まとめ:ロールプレイの独学は難しいが、それ以外は独学で大丈夫

独学で合格できるかまとめるとこのようになります。

まず受験資格がない場合、キャリアコンサルタント養成講座に通って受験資格を得ることになるので、独学は基本的にできません。

受験資格をすでに持っていて、キャリアコンサルティングに自信がある人は独学でもいいと思います。

ただし、ロールプレイに関しては完全に独学は難しいのが正直なところ。1日〜2日で終わるLECの単科講座などで、実際に自分のキャリアコンサルティングを第三者に見てもらい仲間をつくるのがいいでしょう。

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実際、多くの人はキャリアコンサルタント養成講座に通うことになります。各スクールの比較は以下の記事にまとめています。

【本音で比較】キャリアコンサルタント養成講座はどのスクールがおすすめ?(LEC、ヒューマンアカデミー、日本マンパワーなどを紹介)

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