エントリーシートの「行動力」のアピールには慎重になってほしいと感じる理由

行動力

エントリーシートで「あれもした、そのあとこれもした…」といった形で最初から最後まで行動力をアピールしているケースがあります。

もちろん素直にすごいなぁと思いますし、十分アピール材料にはなると思うんですが、一方でもう少し内面にも触れたほうがいいと思うことも多いです。

「自分で納得のいくエントリーシートを書く」ことが大前提ですが、気になったので記事にしておきたいと思います。

行動を知ってもらうのではなく、自分を知ってもらう

エントリーシートでは自分自身のことを面接官(採用担当者)に伝えることが一番大切な目的です。

では、どうすれば自分のことを伝えられるか。それは行動と内面を両方とも記述することだと思います。

行動面だけ書いていると、読む側からしたら「ふーん、いろんな行動してきたんだな…」というふうに表面的な部分しか見えませんよね。

なぜそういう行動をとったのかといったビジョンや、行動するなかでの他者とのコミュニケーション、感情などを盛り込むことでもっと自分らしさがにじみ出るエントリーシートになると思います。

行動だけが自分ではないので、立体的に自分を記述するということを意識するといいですね。

行動面はアピールのチャンスが面接でもたくさんある

エントリーシートは書けるスペースが限られています。

その限られたスペースのなかで、行動面だけにフォーカスを当てて書きたくなる気持ちはわかるのですが、そこは我慢して内面もしっかり記述しましょう。

行動面はエントリーシートでアピールしなくても、面接などで伝えやすいというのも1つの理由です。

面接で話が弾んでいくと、どのような行動をとっていたのか説明しやすいんですよね。

エントリシートでは内面も含めて書くことで、面接官の目に止まりやすくなります。

自分はどのようなビジョンで、思いで行動をしていたのか、そのなかで何を感じたのかなどを盛り込むと、1つのストーリーのようになり、面接官が「おっ」と思う可能性が高まります。

行動だけの記述だと一本調子になりやすい

行動だけの記述だと、「あれをして、そのあとこれをして…」といった感じで一本調子になりやすいです。

行動力はあるけど、「とにかく行動行動!」と一方的な印象を感じることもあります。

「自分で突っ走ってしまう協調性のない人間」と評価されるとどうしても採用されづらくなるので、そこは注意しましょう。

行動力のある人は尊敬できる

ここまで書いてきたのはあくまで就活や転職活動でのアピールの方法です。

行動力があるということ自体はとてもすごいことなので、書き方を気をつけたいですね。