■目次
英語力についてどのぐらいアピールしていいかという迷い
「英語力をエントリーシートでどの程度アピールすればいいのか」という質問を何度かいただいたことがあります。
たとえば「学生時代がんばったこと」の欄でTOEICの勉強について書いていいのか迷うといったことですね。
基本的には、他にアピールできる経験があるのであれば、TOEICなどの勉強についてはあまり触れないでいいかと思います。
さらっとTOEICなどの点数だけ資格欄に書いておけば、英語をがんばったというのはなんとなく伝わりますので。
エントリーシートは自分について知ってもらうという目的がある
エントリーシートには、いろんな観点から自分を知ってもらうという目的があります。
なので、なるべく自分らしいエピソードで自分の長所を伝えるのが大事ですね。
英語に関しても自分を知ってもらう上で必要だと思うのであれば記述してもいいと思います。
なぜ英語を勉強しようと思ったのか、その英語をどう活かしていこうと思うのかという点に個性が現れるので、そこに関してもできれば触れてておきたいですね。
もちろん面接でも英語を勉強した「きっかけ」や英語力を活かせるような「将来のビジョン」について質問される可能性があります。
点数自慢や点数を上げるための方法論ばかりにならないように、「きっかけ」や「将来のビジョン」についても整理しておきましょう。
英語力を活かせるかは部署や仕事内容による
ところで公務員は英語力を活かせる機会はあるのでしょうか。
地方公務員が海外へ出張へ行く場合、通訳がつくことも多いので、英語力に関してはなくてもあまり問題はないようです。
ただ、できないよりかは、できるに越したことはありません。
地方でも外国人観光客の増加に力を入れているところであれば、英語のできる人材は重宝されるかもしれないですね。
バッサリ!英語を使える職員はかなり多いという事実
ただし、自治体によっては英語力の優れた職員が多いところもあります。
たとえば国際都市のイメージが強い神戸市。
採用説明会で人事の方が言っていた次のような言葉が印象的でした。
「英語を話せる職員はたくさんいるので、ご了承ください!」
参加者からの質問を受けての答えでしたが、「英語力よりも大事なことがあるよ」というメッセージのようにきこえました。
だからといってエントリーシートや面接で英語の勉強の話をしてはいけないというわけではありません。
繰り返しになりますが、英語を勉強しようと思ったきっかけ、どのように頑張ってきたのか、将来どうその英語力を活かしていきたいのか。
そういった話をするなかで自分の良さを伝えるのが大切ということですね。
少し話が逸れますが、この人事の方は「コミュニケーション能力」や「熱意」が大事という話もされていましたよ。
まとめ:英語力ではなく、英語に力を入れている自分自身をアピールしよう
結局はここに行き着きます。
各自治体は、「英語力のある人」ではなく「いっしょに働きたいと思える人」を採用したいということです。
英語力のアピールにばかり気を取られるのではなく、自分自身はどのような人間なのかしっかり伝えられるように準備していきましょう。