予備校職員だった自分が「大学に行かないでいい」と思う8つの理由

大学に行く意味

予備校で職員をしたあと、大学でも職員をするなど、大学にはとても思い入れがあります。

私自身、大学時代の友人とは今でもつながりがありますし、大学に行ってよかったなと心から思っています。

開放的な雰囲気も大好きで、今でもたまに大学の図書館に行くぐらいですしね。

ただ、そんな自分でも「これからの人たちは大学に行かなくてもいいよな…」と思うようになりました。

その理由をここでは8つ紹介したいと思います。

(1)大学以外で学べる場所がかなり増えた

「かたいこと言うな…」と思われるかもしれませんが、大学は勉強し、研究する場所です。

学費もトータルで数百万円以上支払うことになるので、楽しむだけの場所とは考えにくいですよね。

けれど、最近学ぶ場所は大学以外にもかなり増えてきました。

インターネットの動画で好きな時間に授業を受けられますし、研究に欠かせない論文もインターネットで入手できるものがたくさんあります。

自分が勉強したいと思っていることが、本当に大学でしかできないのか一度考えてみてもいいのではないでしょうか。

(2)単位を取得しやすい授業をとるようになる

「大学に入って勉強を頑張ろう!」と思っても、「あれ?おもしろくない…」と感じて、単位を取るのが楽な授業を選ぶようになることよくあります。

大学の先生は研究に時間を費やすことが多く、授業にあまり力を入れていないこともよくあるんですよね。

むしろ、わかりやすく教えてくれる先生のほうが珍しいほど。

さらに就活で大学の成績がチェックされないことがほとんどなので、いい成績をとろうという思いになかなかなりづらいですよね。

(そもそもいい成績を取るために授業を受けるというのもよくないですが…)

自分で心の底から学びたいと思っている分野でない限り、高いモチベーションで勉強し続けるのはかなり難しいので、単位を取得しやすい授業ばかり選んでしまいがちということですね。

勉強しに行っている大学で、単位を楽に取得することが一番の目的というのはやっぱりおかしいと思います。

(3)学んだことが将来につながりづらい(文系の場合特に)

神戸大学

大学で勉強したことが就職に直結しづらいという点は昔からいわれています。

特に文系は大学で学んだこととほとんどつながりのない業界へ就職することがほとんど。

私は文学部の心理学科だったんですが、まわりは銀行員、公務員、サービス業、メーカーなど本当にバラバラでした。

このことを考えると本当に大学に行く意味ってなんなのかよくわからなくなってきますよね。

(4)学費が高い

大学に通う意味がわかりづらいなか、学費は高いですよね。

4年生になってほとんど授業がないのに年間百万円近く払う価値が本当にあるのでしょうか?

卒業論文の指導を受けることもあると思いますが、熱心に指導する先生もいればそうでない先生もいます。

(5)受身の姿勢が身についてしまう

大学は自分で勉強する場所って思うかもしれませんが、基本的にそうではありません。

自分で組み立てる必要のある論文も結局は単位をもらわないと意味がないので、先生の指導のとおり書く人がほとんど。

受身の姿勢が身についたまま社会人になると本当に苦労することになります。

高校生より前から「自分が好きなものは何なのか」「得意なものは何なのか」など自分の本音を大切にして、行動に移していきましょう。

(6)大学は楽しいモラトリアムの期間ではなくなった

北海道大学

この前友人が「大学に行かないとなると、人生のなかで楽しめる期間が減ってしまう」という話をしていてちょっと驚きました。

仕事は辛いもの、我慢するものという前提がまだまだあるんですね。。

たしかにこのように「大学は人生のなかで貴重な楽しい時間」だと捉えるのならそれだけで大学に行く意味ができてしまうのかもしれません。

けど、これからは好きなものを仕事にできる時代だといろんなところでいわれています。

実際、私も予備校職員⇒大学職員という堅い経歴のあとでフリーランスになり、今毎日がとても充実しています。

大学でやりたいことを見つけたいと言っている人のなかで、やりたいことを本当に見つけた人ってあまり見たことがないですしね。

大学に通うことを前提にせず、自分が打ち込めることは何かなるべく早い段階で見つけていくことが大切ではないでしょうか。

(7)仕事をするようになると大学名は関係ない

仕事をするようになったら大学の名前は関係なくなることがほとんどです。

一般的な企業であれば「あの人はどこどこ大学だから」とか意識することがそもそもありません。

内定を得られるかどうかの段階では、大学の名前はまだ少し関係してきますが、これからはキャリアチェンジがもっと当たり前になってくるので、新卒一括採用もだんだんと終わっていくと思います。

就職活動の際のメリットだけで本当に大学を決めていいのか、考え直してもいいのではないでしょうか。

(8)成果物を出すことの方が大事

希望の仕事に就きたいと思ったらまずは「何をしたいか」「何ができるか」を示すことが大切です。

そのために大切になるのが成果物。

ブログや電子書籍、クラウドソーシングなどインターネットを使うと、自分の成果を外に示すことができます。

研究者になりたいのであれは、論文も大事だと思いますが、そうでないのであれば、自分は何が好きで何ができるかというのをわかりやすく示せるようになることがとても大切ですね。

あとは人柄が組織とうまくマッチしていれば、やりたい仕事、好きな仕事をすることは難しくありません。

出身大学や資格はあくまでおまけですね。

予備校も高校の先生も受験生のためのアドバイスをしているとは限らない

このように大学に通ううえでのメリットはなかなか見つけづらいですが、高校の先生や予備校は難関大学の良さをアピールしがちです。

予備校で働いていたのでわかるのですが、予備校や高校のほとんどが進学実績にこだわっているんですよね。

合格実績が生徒募集につながっていくので、当然といえば当然です。

場合によっては高校と予備校がタッグを組んでいるケースもあるので、高校の先生も予備校も同じように難関大学をすすめることがよくあります。

難関大学であるほど、研究の環境が整っていますし、生徒のことを思ってアドバイスしている部分ももちろんあるとは思うんですが、高校と予備校は難関大学の受験を押しがちというのは知っておいてもいいのでないでしょうか。

(高校によっては実績を増やしたい大学へやや強引に生徒の志望を変更させようとするところもあります。)

大学以外にも選択肢はある

自習室

私自身は大学に行って良かったと思ってはいますが、それは結果的に友人関係が広がり、大学生活が楽しかったから。

けど、これから大学に進もうかどうか迷っている人には、大学以外にも選択肢はあるということを伝えていきたいですね。

大学に進める学力がありながらもちがう道へ進み、今成功を収めている方も私のまわりにはいますし、私と同じ高校を途中で退学した友人も今生き生きと仕事をしています。

今受験をがんばっている人に対してこんな話はしませんが、進路で迷っている方にはこういった幅広い観点から話をきけるようになりたいと思っています。